こんなにある!日本と海外の縁起の良い食べ物~海外編

こんなにある!日本と海外の縁起の良い食べ物~海外編

日本と海外の開運術&縁起担ぎをご紹介しましょう。
今回は世界に目を向けてさまざまな食べ物を紹介していきたいと思います。

ハロウィンの定番、カボチャは魔除けのパワーがある

日本でもすっかり定着したハロウィン。そのお祭りに不可欠なものが、「カボチャ」です。カボチャをくり抜いて、目や鼻をつけたちょうちんのような飾りをよく見ると思います。あれは「ジャック・オー・ランタン」といって、実は魔除けのために飾られているのです。

もともとハロウィンは、現在のイギリスに住むケルト人たちが初めたお祭りです。10月31日はケルト人にとって大晦日にあたり、亡くなった家族が帰ってくると考えられていました。そのときに「この世とあの世」の境界が無くなってしまい、悪霊や魔物もやってきてしまうため、魔除けを飾ったのです。

大昔は大きなカブを使用していたようですが、現在は手に入りやすいカボチャが主流となっています。カボチャの黄色がアメリカなどでラッキカラーとして認知されていることも大きいでしょう。

イギリスやアメリカでは、カボチャは飾るだけで食べるのは1部の地域だと言われていますが、日本では御存知の通りスイーツなどがたくさん発売されます。古来から魔除けのパワーもあり、風水的にも黄色い食べ物は運気が良いとされますので、ぜひ、ハロウィンには、カボチャを食べてみてください。

開運術が盛んな中国では、餃子と麺が有名

古くから中国ではさまざまな開運術があります。特に「食」に関しては、地域ごとに非常に多くの言い伝えが残されています。そのなかで、日本でもすぐに試せるものが「餃子」と「麺」です。

餃子は中国のお正月である「春節」に欠かせない料理。その理由は中国語の発音にあり、「餃子」の発音は「家族の団らん」「縁起の良い年越し」という意味の発音と似ているのだそうです。また、餃子の形が昔の中国のお金と似ていることから、金運アップの象徴ともいわれています。

麺も春節にはよく食べられるそうです。これは、日本の年越しそばと同じで、健康に長く生きられるようにとの願いが込められています。ただ、中国の場合はさらに縁起の良さを重視するようで、「麺を切ったり噛んだりしてはいけない」という地域もあるようです。また、長寿を願うため、1本の長さを数メートルにした料理もあるようで、食べるのも大変です。もちろん、そこまで厳密にする必要はありませんので、皆さんはできる範囲でおいしく食べられるように実践してみてください。

幸運をみんなで分かち合おう

世界の縁起が良い食べ物を見ていると、ひとつの共通することがあります。それは、「フォーチュンクッキー」に代表されるような「当たりがある食べ物」です。多くの国や地域で当たりがある食べ物があり、当たった人に幸運が訪れると言われているのです。

フォーチュンクッキーは、アメリカでもメジャーで、日本では中華料理店などで見かけますが、実は日本が発祥です。江戸時代に北陸の神社にあった「辻占いせんべい」が原型で、日系移民によりアメリカに伝わり、チャイナタウンに広がったと思われます。

そのほかの国の例をあげると、中国では餃子のなかに硬貨を入れて当たりをつくっています。フランスでは、ガレット・デ・ロワというパイのお菓子に「フェーブ」という小さな人形を入れて切り分けています。また、ロシアのペリメニという水餃子のような料理には、コインを忍ばせています。

このように、世界中で家族や友人が集まったときに、幸運を呼ぶ食べ物が振る舞われています。これは、自分だけではなく、幸運をみんなで分かち合うという心が世界中の人々に浸透しているということだと思います。そして、その他者を思いやる心が、本当の幸運を引き寄せるパワーになっているのです。皆さんも友人や家族で集まったときには、ぜひ試してみてください。

身近な食べ物に目を向ける

今回は、世界に目を向けて、縁起が良い食べ物をご紹介してきました。日本編・世界編とありましたが、「えっ、そんなに身近な食べ物が?」と意外に思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、日本のお米のように、日常的な食べ物にこそ縁起が良いパワーがあることで、日々健やかに生活できているのです。食べ物に感謝し、自分のお願い事などを意識しながら、おいしく頂くことで開運や願い事の成就が叶うことになるでしょう。

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