不運を幸運に変える世界各地のおまじない紹介

不運を幸運に変える世界各地のおまじない紹介

おなじないに頼ったり、おまじないを楽しんだりするのは日本だけではありません。世界各地で行われているおまじないには、日本とは全く違うものもあれば、どことなく似ているもの、不思議なくらいそっくりなものなどがあり、とても興味深いのです。今回は、世界各地に伝わるおまじないで、不運を幸運に変えてくれるものをご紹介します。

1.生まれ年の硬貨

自分の生まれ年の硬貨には、なんとなく特別感を持ってしまいますね。ヨーロッパでは、硬貨には小さな妖精の魔法がかかっていることがあると考えられてきました。特にドイツでは、一番価値の高い硬貨で、自分の生まれ年のものを見つかることを妖精の魔法のおかげだといい、良いことが起こる兆しとしてお守りにします。また、不運が続いている時には、自分だけでなく周囲みんなでその人の生まれ年の硬貨を探して見つけてプレゼント。そうすれば、不運を幸運に変えられるとされます。日本だと、五百円硬貨でおまじないができそうです。生まれ年のものを、薄い紙で包んで財布に入れておきましょう。姿の見えない妖精の力を借りて、運を呼び込むおまじないです。

2.くしゃみには声掛けを

海外の英語圏では、くしゃみをすると「ブレス ユー」と声をかけられます。これ、日本語にすると「お大事に」と訳すことが多いのですが、実際には「(悪魔に付け込まれないように)神さまのご加護がありますように」という意味。くしゃみは、悪魔が体に入り込もうとするサインだと考えられているのです。くしゃみをした時に入り込む悪魔を追い出せるのは、自分以外の人の声かけのみ。くしゃみが聞こえてきたら、他人事だと思わず「ブレス ユー!」とおまじないの声をかけてあげましょう。これ、自分で自分にはできないおまじないですが、みんなで実行すれば、みんながハッピーになれるという、ある意味壮大なおまじないです。

3.1つは誰かにお裾分けでどうぞ

例えばタバコ。1箱の中から1本は必ず誰かにあげます。これ、自分のもとに不運が訪れにくくなり、空いたスペースには幸運が入り込むというおまじないです。ガムを買ったら、1枚または1粒を、箱入りのクッキーやチョコレートも、50枚入りのルーズリーフも。1セットの中にたくさん入っているもののうち、1つを誰かに分けることで、不運を減らして幸運を増やせるというおまじない。これは、喫煙者の多いフランスで始まったおまじないだといわれています。

4.ワインをこぼしたらラッキー

テーブルにワインがこぼれる、それはマナー違反なはずです。でも、国によっては、みんながそのこぼれたワインに指を浸して耳元や首筋にチョンとつけます。そんなおまじないをするのはイタリア。グラスからあふれたり、グラスが倒れてこぼれたワインには幸運がついていると考えられていて、それをすぐに体のどこかに塗ることで、ラッキーを分けてもらえるとのこと。日本でこのおまじないが広まると、ワインをこぼしてしまった時の「まずい! やっちゃった」的な気分から解放されて、さらに幸運まで手に入りますね。


硬貨やくしゃみのおまじないは、日本にも似た感覚がありそうです。くしゃみのせいでやってくるのは、日本の場合悪魔ではなく風邪菌ですが。また、3や4はお国柄が見えてくるおまじないで、おもしろいですね。恋人や友人との会話の中、またはちょっとしたパーティーの席などで、新しいおまじないとして披露すれば、場が盛り上がりみんなの運気も上がりそうです。

PAGE
TOP