中国では常識? 中華式おまじないで幸運を呼び寄せる

中国では常識? 中華式おまじないで幸運を呼び寄せる

占いには、神式などの日本古来のもの、タロットや占星術などの西洋式のものがよく知られています。ところで、日本のすぐお隣の中国は数千年の歴史を誇る国。当然、運を左右するおまじないもたくさんあります。ここでは、中国では日常的に使われていて、簡単だけど効果的なおまじないで、幸運それも強運を呼び寄せる方法をご紹介します。

1.水の流れとともに運も流れ込むおまじない

魚、龍、亀など、水と関係が深いものの中から、好みや直感で1つ選び出して自分の守護に認定して大切にします。中国では、家に代々伝わる守り神として「龍」とか「鯉」などが選ばれていることもあれば、個人の好みで新しく選ぶこともあるようです。若い世代の間では、金魚やタツノオトシゴ、イルカなど、ちょっとかわいい系を選ぶこともあります。これらの水にまつわる守護の形をした「石」か「金」など、硬質なものを手に入れて、大切にお守りとして扱います。このおまじない、もともとは人が生きていく上で必要な「雨(水)」を願うことが目的でしたが、現代は、水の流れが運の流れを導くと考えられています。例えば、小さなイルカのペンダントヘッドなどを身につけることで、運が流れこんでくるというおまじないです。

2.敵(ライバル)の運を奪うおまじない

これは、なんとか蹴落としたい、なんとしても勝ちたいと思っている勝負ごとで、強運を自分の方へと向けさせるおまじない。敵(ライバル)認定した相手の名前を、自宅で履くスリッパの裏に直接ペンで書き込む、または紙に書いて貼ります。そうして、常に足の下に押さえつけることで、相手の運を落とし自分のものにするというおまじないです。ちょっと怖いような気もしますが、さすがに効果は強大とのこと。香港などでは、このおまじないをさらに強力に発揮させる、スリッパ叩きという職業があります。これ、恨む相手の名前と告げるとおばさん(時にはおじさん)が名前を書いた紙をスリッパでビシバシと力いっぱい叩いてくれるというもの。自宅のスリッパの場合も、足の裏をしっかりと踏みしめることで効果が上がるそうです。

3.「福」を逃がさず捕らえるおなじない

日本では逆さ文字はあまり良い印象を持ちませんが、中国では別。一般家庭でも食堂やオフィスでも、「福」の字をひっくり返して貼っています。これは福を逃がさないためのおまじない。中国では福はひとところに留まらず、自由気ままに移動してしまうものだと考えられています。でも、そこをなんとか自分の元に留めておきたいと考えるのは人情というものですね。そこで、福をさかさまにして足留めしているのです。実は、中国語で逆さまにするという意味の「倒」はやってくるという意味の「到」と音が同じ。そこで、「福がやってくる」ことを願って逆さまの福を貼るのです。福の張り紙は赤、金、黄色を使った紙とインクで作り、玄関に貼ります。今、幸運に恵まれている人は、玄関の内側に貼って「福を家の中に足留め」し、新しく幸運を呼び込みたい人は、玄関の外側に貼って「福がやってくる」ようにおまじないをかけましょう。


1は誰でもできるお手軽なおまじない、2は一人暮らしならできそうですね。3は、内側に貼るのはともかく、外側に貼るのは少し勇気がいるかも。どれも簡単ですが、周囲の目などが気になると少しやりにくい面もありそうです。でも、その分効果は絶大! 強運を呼び込むには、自分もある程度覚悟が必要なのかもしれませんね。

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