昔からおまじないによく使われる道具

昔からおまじないによく使われる道具

昔から、おまじないはさまざまな方法で行われていました。そしてそのおまじないには、同じだけさまざまな道具も使われてきたのです。使われる道具にはそれぞれに意味がありますが、実際に使われてきた道具についてご紹介しましょう。

昔から行われてきたおまじないとは?

昔からおまじないに使われてきた道具について知る前に、先に昔からどのようなおまじないが行われてきたのか簡単に歴史を知っておきましょう。日本では、古代のおまじないと言うと、天候に大きく左右される農業に関係するおまじないです。例えば豊作を祈願するために土偶を作って建てることが行われてきました。こうした呪術や祈願により、豊穣や繁栄を願うことは決して珍しいことではなかったのです。

しかし、現代においてもかつてのおまじないの名残は多分にあります。例えば、お正月の門松やお盆にお墓参りに行ったり、なすときゅうりで精霊馬を作って飾ったりすることはよく行われています。また、ご縁があるとし、五円玉を持ち歩く人も未だにいます。これもある種のおまじないといえます。つまりおまじないというと多様な種類があり、使われる道具もさまざまであることがわかります。

おまじないによく使われる道具

では、過去から現在まで、よくあるおまじないで使用されてきたおまじないの道具を見ていきましょう。

土偶

土偶は、儀式や呪術、何かのおまじないのために作られていたといわれています。今にも各所でこの道具が発見され、不思議な見た目を醸し出しています。特にその道具は人間の形の中でも女性像が多かったといわれています。道具は豊作のほか、子孫繁栄についてもお守りとされていたため、女性は子孫繁栄を担う貴重な存在として貴重と思われていたようです。また実際、安産のお守りとして作られたという説もあります。

水晶

水晶もよくおまじないに利用されています。中でも透明の水晶の方がいいといわれています。水晶は、例えば傷を治すおまじないとしてもよく利用されています。水晶を傷口のそばに当てたりすると出血がピタリと止まるといわれているのです。つまり水晶には病気や怪我を治すパワーがあるといわれているのです。

水晶に似ている効果のあるものとして、欧米では鍵もそうだといわれています。鍵には病気を予防する効果や、怪我を防ぐ効果があると伝えられているのです。そのため欧米のアクセサリーショップではよく鍵型のアクセサリーが売られていたりします。これには深い意味があったのです。つまり鍵をかけるということが悪い病気や怪我を呼び起こさないようにシャットアウトするという意味もあるのです。鍵も大事な存在といえます。

パワーストーン

パワーストーンもよくおまじないとして使われるものです。呪いはよく誕生石を使用することが多いです。例えば自分の誕生石とお相手の誕生石とを糸で結ぶことで、ブレスレットを作るといったおまじないもあります。もともとパワーストーン、つまり石は磁気を発しており、その磁気は石によって異なります。その石のパワーが強いのがパワーストーンなのです。これによりパワーストーンにより、良い運気が上がることが期待できるというわけです。

鏡にもさまざまな影響があるといわれています。よくおまじないにも使われます。鏡は昔から磁力を持つと考えられており、悪霊を追い払い、魂を鎮めるという言い伝えがあります。これにより国を動かす王や貴族たちが、鏡を利用して儀式を行っていたといわれています。それだけ古い歴史があるのです。

いろんな種類の花を使っておまじないをすることよく行われています。なぜ花なのでしょうか。花には花言葉がつけられているように、出会いに影響するなど関連付けられることが多いです。現代のおまじないは豊穣や子孫繁栄というよりも、よく恋愛成就のほうにおまじないは行われることが多いです。その際、花と恋愛というのは相性が良いのです。例えば意中の相手の名前を囁きながら球根から花を育てるといったことがよく行われています。


昔からさまざまなおまじないでは、道具が使用されてきました。いずれも、物そのものがパワーを発していたりなど深い意味のあるものばかりです。この世には本当に不思議なものがあることがわかりますね。

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